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  • 山内七恵

一般質問「駅前ビル、中心市街地、道の駅について」

更新日:2022年10月18日

6月議会一般質問

質問項目(中心市街地の活性化について)


【山内質問】・・・中心市街地活性化について、2つお伺いいたします。

一つ目の質問は、久慈市の顔であるJR久慈駅前周辺について、駅前ビルの撤去を含め、再整備すべき、と思いますが当局のお考えを、お聞かせください。

二つ目の質問は、久慈広域 道の駅整備による中心市街地の回遊性向上策を、お伺いいたします。



【市長答弁】・・・JR久慈駅前の再整備についてでありますが、平成25年度に内閣府からの認定を受けた第2期久慈市中心市街地活性化基本計画の見通しを決定、国土交通省及び県との協議を重ねながら、国庫補助事業導入のベースとなる都市再生整備計画の変更承認を経た後、平成28年3月に内閣府から第2期計画の変更認定を受け、複合施設であります情報交流センターYOMUNOSU及び駅前広場の整備を行ってきたところであります。

この間、駅前ビルの譲渡について、市の顧問弁護士と相談を重ねながら、久慈駅前ビル所有者との複数回の交渉を行ってまいりましたが、合意には至らず、国から示された限られた期間の中で実現できる最善の案として、現在の形での整備に至ったものであります。

 また、市街地整備において活用できる国庫補助事業の都市再生整備計画事業は、単なる建物撤去や駐車場整備は補助対象外であり、核となるハード整備が要件となっていると共に、現在は別途、立地適正化計画の策定が必要となるなど、非常に厳しい要件が課せられているものであります。このことから、市といたしましては、今後の再整備については第2期計画の事業効果を十分に見極めたうえで判断すべきものと考えております。




【山内 再質問】・・・令和3年6月定例会での、市長の答弁を読み上げます。

「解体撤去を行う場合の実施主体についてでありますが、当該建築物は民間の所有となっております事から、その、所有者又は占有者が実施主体になるものと認識いたしております。中略しまして、解体撤去に向けた、今後の市の方策について、でありますが、民間の所有となっており、現在利用されていることから、所有者が検討すべきものと考えております」と答弁されております。

これは、城内議員が、駅前ビル解体撤去について、ご質問されたときのものです。


 市長は、駅前ビルの状態を放置したままで、よいとお考えなのでしょうか。それともやはり、課題であるとお考えなのでしょうか。

城内議員の、この、質問に対する市長答弁には、課題解決の意欲を、私は感じることができないのです。

 市はこれまで、様々な事業を進めるうえで、民間所有の土地や建物を取得し、その事業を進めてきております。


 たとえば、街なかの活性化を図るうえでは、『中心市街地活性化基本計画』を策定し、国の認定を受けたうえで、土風館等の整備を進めてきた経緯があります。これらの事業を進めるうえでは、民間所有の土地を、買い取るなどして、事業を進めてきたと、捉えております。

同じ考え方をすれば、まずは駅前ビルの解体撤去を含む整備計画を策定し、国の認定を受けること。認定を受けた計画に基づき整備を進めること。例えばですけど、こうした努力が必要だと、私は思います。

いずれ、この現状を早急に解決できなければ、将来の負担として残ります。将来に残される負担ということになれば、次の世代を担う、子供たちに、負担を担わせるということにもなります。

子供たちに負担を背負わせないためにも、駅前ビル撤去を含む再整備については、今から計画をしっかり立てるべきだと思っております。

ぜひ、市長のリーダーシップで早いご決断をされますことを期待します。


 ところで、本年4月1日発行の、「久慈市広報」に、市長の市政運営方針の一つとして「広域道の駅は、久慈市、洋野町、野田村、普代村の既存の道の駅や観光施設に誘導する役割も担っている」と掲載されておりました。

そこでお伺いしますが、「既存の道の駅や、観光施設に誘導する」という市長の方針を、どのように実現されるのか、その方法・手段等、具体的にお示し下さい。



【当局答弁】・・・広域道の駅については、三陸沿岸道の完成に伴いまして、この地域に経済効果を最大限に発揮したいということから設置を広域4市町村で計画したものでございます。

そういった中で、ゲートウェイとしての位置づけとして考えておりまして、その情報発信効果が最大限に発揮されることが重要だということから、先ほどお話ししましたように、具体的というところでは、デジタルサイネージというような情報発信ツールを使いながら、各施設、道の駅等に誘導していきたいと。

 そして、もう一つ、具体的なというところでは、施設そのものを屋根付きイベント広場や広域ホールという施設を設けてございます。こちらを活用しながら、まず広域道の駅に立ち寄っていただく。そして、そこから情報発信をして各施設、地域に周遊していただくというようなことで取り組みたいということで進めております。

 そのイベント広場等につきましては、広域道の駅だけが取り組むということだけでは、なく、地域の皆さまにも協力を頂きながら協働をして取り組むということが大事だとおもっておりますので、そういった仕組みも今、考えているところでございまして、そういったアイデアを持ち寄りながら、地域皆さんで一緒に取り組んでいくというふうなことで進めております。




【山内 再質問】・・・同じく広報で市長は、野菜や魚介類などの特産物を販売するなどしながら、観光客を呼び込むと共に、地域住民の日常使いをも視野に入れるとの趣旨を述べられております。

この久慈市民の日常使いということですが、久慈市民の購買量、購買力でもいいんですけど、購買量が増える中、例えば100だったのが120に増える中での日常使いであれば、それはそれで結構な事なのかもしれませんけど、購買量が変わらない状況、100のままでの日常使いということになれば、消費行動の何割かが広域道の駅に移るということになるのではと、むしろ既存商店街にとっては悪い影響を及ぼすことになるのではと懸念しております。このことについて市の認識をお伺いいたします。




【当局答弁】この広域道の駅につきましては、お話の通り、二つの側面があろうかと思っております。一つは、外から交流人口の拡大という位置づけから来ていただくと、そして、もう一つは日常使いということです。この二つでもって、広域道の駅の運営等もしっかりしたものにしていくというような必要もございます。


 そして、次の段階といたしまして、地域のゲートウェイとしての役割をしっかりと担うということでございます。そこに来ていただいたお客様にしっかりと広域、中心市街地も含めながら、来ていただくというような二つの役割があるだろうと思っております。

そのなかで、購買意欲が100から120になるというようなことでございます。そういうふうなところについては、外から来ていただいた人を増やして交流人口を拡大するという手立て、そして、そういった方々に地域に入っていただいて、100ではなく120を目指し、そういったところも取り組んでいければと思っております。そのための拠点施設ということで、今、建設を進めているところでございます。


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